2020/11/07 16:38

バリクラフトです。



ウエイトチューニングの話の前に改めて。。。

スプーナー110F、デカスプーナーはフローティングミノーです。
・スプーナー110F
中速(急流)〜高速(激流)
・デカスプーナー
低速(止水)〜中速(急流)


それぞれに得意なスピードレンジ(負荷)が違います。

しかしながら、2つとも全スピードレンジに対応は出来ます。

これまで製作してきて、実釣テストを幾度となく、濃く、繰り返してきました。

最近、デカスプーナーの高速レンジでの安定化を目的として、貼り重りを貼ってアクションチェックをしていました。

実は、今まではお客さんにウエイトチューニングさせるなんて邪道だと思ってましたw

しかし、ウエイトチューニングをする事でお客さんにメリットがあると確信した為、この記事を書いています。

ちなみデカスプーナーで良かった貼り重りの位置がこの辺りです。

高知遠征のアカメのバイトが貼り重りの有効性の検証に火をつけました♫
で、最近。
このようにチューニングしてやる事で様々なシチュエーション、またはその日、そのポイントごとにベストなセッティングが出来ると感じました。

ちなみにデカスプーナーはウエイトチューニングをしても今のところ、シンキングになる個体はありません。

※リング6番 フック、がまかつSP1/0Hでの話。


ここで、必然的に考えたのがスプーナー110Fの事。
まず、スプーナー110Fはフックチューニングだけで対応出来るように比重調整しています。

しかしながら、ハンドメイドルアーでは工業製品のように比重を全て完璧に揃え切る事が不可能。
※血の滲む努力はしていますがw

フックサイズと軸の太さによって、サスペンドやスローシンキングする個体があります。
※これを気に入って使って頂いてる方もいます。

デカスプーナーの貼り重りチューニングをしていて思った貼り重りの有効性。

製作工程での比重調整より、遥かにアジャスト能力の幅を持たせられる。

スプーナー110Fの比重(浮力)を少し上げようと決意しました。

なぜ、元々スプーナー110Fがギリギリの浮力セッティングになっているかと言うと【激流に対応する為??】

ではないのです。

実は、【止水域での操作性を下げない為】なんです。

浮力があり過ぎると止水域で、泳ぎ出す負荷をある程度掛けないとアクションし難い。

反面、激流域では安定します。

でも、流れの変化では同じようにスライドアクションをします。
※比重調整で軽くなったものは今まで散々使ってきました。


僕のホームみたいにおかしな程の激流になるエリアが全国的に限りなく少ない事から、浮力を上げる事は敬遠していました。

しかし、貼り重りの有効性を感じてからは、浮力に余裕を持たせた方が、更に様々なシチュエーションに対応出来ると確信しています。

なので、次回製作からスプーナー110Fの浮力に少し余裕を持たせる予定です。

実は初期の販売からは少しずつ浮力は上がってきていますが、もう少し上げようと思います。

長々と書きましたが、良いものは良い!

という事で変えられるのも工業製品には出来ない、ハンドメイドルアーならではかと思います♫

デカスプーナーの登場、また新たに最後のスプーナーとなるシリーズ最大サイズの開発に着手する為、スプーナー110Fのカラーラインナップをリニューアル&絞り込みを行う予定です。

宜しくお願い致します!