2021/01/10 20:33
デカスプーナーのブランク最終調整。
春にはリリースしたいけど、妥協なく、確信的なセッティングで調整中です。
ハンドメイドルアーでのバラつきは付き物。
スプーナー110Fの時も一番時間を費やした、バラつきの中心を何処に持ってくるかって作業。
これはある程度の数を季節ごとに成型しないと分からない部分があるんです。
気づいた時に叩いておかないといけない為、予定より多くの時間を費やしてしまっています。
性格上、バラつき自体の許容範囲が狭いのもあります。
樹脂の特性がその範囲を広げられない難しいマテリアルとルアーバランスってのもあります。
ただし、完成したと思いながらも疑いを持って確認していないと気付かない部分ですが…。
より良くなるルアーを見ていると、努力や探究は裏切らないなと。
実は時間が掛かっていた項目はもう一つありました。
テスターから、無垢ブランクでのテスト時にヘッドが欠けて、どこがワイヤーの切れ目かわからないとのアウトプットを受けてたので、何とかしたかった。
先端が欠けたのは無塗装なのもありますが、そこはだいぶん前に解消済み。
ワイヤーについては、1.6mmSUSに背骨を入れるとバランスが崩れた為、ワイヤーを1.6mmから1.4mmに落とし、背骨入りの完全なる貫通ワイヤーに変更し、現在に至ります。
文章で書くと数行ですが、かなり大変でした。
背骨入りのワイヤーになり、勿論、浮力やアクションを損なう事なく、安心感も担保。
自身がデカスプーナーで獲りたいと願う、弩級のアカメやシーバス。
ブランク自身がかなりの高強度であるが、この背骨入りの貫通ワイヤーは最高の保険。
後は最終確認の塗膜厚のみです。
もう少しお時間頂きます。
宜しくお願い致します。
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