2021/03/09 00:22

バリクラフトです。


ベイス内のWEBショップで販売を開始して1年。

スプーナー110Fの全6色の販売する事が出来ました。

本当にありがとうございました♫


今後も頑張って製作致しますので、お付き合いの程、宜しくお願い致します♫



さて、WEBショップ1周年を迎え、ここで
【お知らせ】です。

スプーナー110Fに関しては、ブランク作製時の浮力アップが可能になった事から、ホログラム仕様は製作を一旦休止します。

次回販売からアルミ仕様に変更致します。
※勝手を言いますが、下記の文章を読んで、ご理解ください。

なぜ、ホログラムやレッドヘッドのみでリリースしていたのか?!


ただでさえ、ギリギリの浮力設定であるスプーナーにアルミを貼ると浮力が低下してしまってました。

以外にアルミって重たいのです…。

これは高比重フローティングルアーのハンドメイドの宿命です。
※そもそも、ハンドメイドでこんなシビアな比重のルアーを作る人は居ませんけど(^◇^;)

それくらい、水に対しての浮力がシビアな領域にあったと言えます。

バリクラフトのルアーは一般的な発泡ウレタンではなく、そのままの状態だと水より重い【レジン】と言われるポリウレタン樹脂に対して、独自に浮力調整を施したブランクです。

技術的な話は企業秘密なのでしませんが、成型後、塗装に入るまで約1ヶ月の熟成期間が必要な為、自然素材と比べても本当に手間と時間が掛かる素材です。

また、元のレジンが水より重い比重の為、浮力調整に限界があり、調整自体がシビアになるのです。

何でそんな手間ばかり掛かる素材に拘るのか?!

それは、他の発泡ウレタンに出来ない、この樹脂が持つ【圧倒的な強度】


特筆すべきが、鉄ハンマーで叩きつけても割れないほどのブランク強度↓↓↓

検証のしようがありませんが、表面硬度はABSに劣るものの、エアールームがなく、浸水しない事から、ABSより破壊強度が高いかも知れません。

しかし、強度とアクションにだけ振った設計の為、製作工程で非常に泣かされるハメになりました(^◇^;)

だから、こんな形状のルアーってないんだなと妙に腑に落ちたりしますwww

ホログラムに関しては、アルミに比べて非常に軽く、浮力への影響が極端に少ないのが採用になった最大の理由。

ただ、ホログラムを貼る際にボディの曲面がキツくて何度もやり直しが発生したり、端のホログラムが浮いてしまった後処理に手間が掛かり、工程が増え、生産数に影響してしまうんです。

本当に難しい(めんどくさい)ルアーを作ってしまったと今でも思う事が多々ありますw

それでも、皆様のお陰で、数を作るほどに研究を重ね、製作スキルが向上してきました。

リリース以前にもずっと研究は繰り返していましたが、未だに小さな発見があり、先輩ビルダーさんと話をしていても、終わりがない と言われる程にハンドメイドルアーというのは奥深いモノなのです。
※自身も痛感しています💦

研究の成果、難しい樹脂に比重調整幅を持たせる事が可能になり、以前からご要望の多かったアルミ仕様に着手出来るようになったのです。

アルミを上手く貼れるようになるのにも時間掛かりましたが…。
なんて面倒臭いルアーを作ったのだw

浮力を担保し、アルミ仕様になれば、工程時間は増えるものの、ホログラムで起こっていたデメリットは殆ど無くなり、手直しや補正をする事も殆どなくなります。
結局、少量生産か(^◇^;)


一番のメリットはハンドメイドらしく、
アルミの燻し銀がカッコ良いことかも知れませんw


2021年春以降のカラー展開については以下の通りです。
ホログラムでも人気が高かった3色をメインに展開していきます。
※ホログラムについては、技術的に精度が上がれば再販していきたいなと考えています。


アルミ仕様になっても、浮力やアクションは変わりません。


ので、ご安心下さい♫

今後も、その瞬間、瞬間で持てる技術を余す事なく注いで、最高のルアーをご提供する為に既存のルアーでも研究は続けていきます。

どうか、ご理解の程よろしくお願い致します。

長くなりましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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