2023/04/29 02:10

現在、フリーハンドによるドット描き工程中。



GW中には販売出来るかと思います。


さて、スプーナー110Fのチューニングについてのお話です。


今回から少しリニューアルさせて頂く、スプーナー110F。


当然、リニューアルしても流れに特化し、ライン制御を細かく出来るルアーというコンセプトは変わりません。


基本アクションも変わりません。


これまではノーマル状態で既に急流〜激流に特化したセッティングにしていました。


ハンドメイドでの個体差があるので、センターアイの前側に貼り重り1gで【どんな流れでも破綻しません】という状態でした。


今回からは、より汎用性を持たせるように緩流〜急流に対応した状態にセッティングして出荷致します。

ノーマル状態で、緩い流れでのドリフトでヒラメ。


ノーマルでも極端な早巻きを足元でしない限りは破綻はしません。


汎用性を持たせてるとはどういう事かと言うと、新搭載された【千鳥アクション】を発生させ易くしている事です。


ノーマル状態では、止水でもレスポンス良く動き、またリーリングジャークではダイビングペンシル的なZダートもし易くなりました。


この状態でも、急流でのドリフトでイレギュラー(千鳥)アクションで食わせの間を多く取れる為、より使い易くなっています。


自分が激流でばかり釣りする訳ではないので、この方が使い勝手が良いのです。


ここで、チューニングの話になりますが


厚さ0.5mmの貼り重りを幅1cm×縦2cmで約1gを画像と同じ位置に貼ると、安定感が増し、急流や激流でドンズバな状態になります。

急流、1g貼りで食わせた84cmの大座布団。


更に同じサイズを同じ位置にもう1枚、約1gを追加して貼る事で合計、約2g増となり【どんな激流でも破綻しない】完全体になります。


回収速度で超早巻きをしても破綻しませんので、デイゲームでの早巻きで【シャローバイブレーション】のような使い方も可能です。

デイゲームの巻きで食わせた95cmのスーパーランカー。


こちらの激流ではMAX10ノットを超えますので、超激流や河川での増水パターンでは2g貼りがオススメ。


しかしながら、特殊な海域だけではなく、チューニング次第で、好みやシチュエーションごとに合わせたセッティングが可能になりました。


汎用性が上がり、より扱い易くなった印象です。


ちなみに流れの変化に呼応して、ナチュラルにスライド(食わせの間)をするのは、チューニングしても無くなりません。


これは、突起物や口周りに一体となるリップがない完全なるリップレスだから成せる技。


リニューアルして、より扱い易く、より釣れるようになったスプーナーを宜しくお願い致します。


次回、スプーナーほどではないですが、デカスプーナーの製品情報を書きたいと思います。